前回の記事では、実際に校舎を見学して感じた「その場の空気」について書きました。
今回はその続きとして、学校見学・個別相談会で見えてきた パンフレットだけでは分からないリアルな部分 をまとめていきます。
通信制高校の見学はこれが初めてで、 予備校の中に高校があるという仕組みも全く知らない状態でした。
「どういうふうに学ぶんだろう?」
「通信制高校って、どんな感じなんだろう?」
そんな“ゼロの状態”からのスタートでした。
この記事でわかること
- 四谷学院高校の通い方(通学・オンライン)
- 予備校との違いと、高校としてのメリット
- 55段階個別指導の仕組みと向き・不向きのリアル
- 実際に見て感じたメリット・デメリット
- わが子が感じた本音
💡補足: この内容は私が見学した際の情報です。最新のコース名や運用は変更されることもあるので、公式サイトもあわせてチェックしてみてくださいね。
通い方は想像以上に柔軟だった
まず驚いたのは、通い方の自由度の高さ でした。
- 通学とオンラインを組み合わせられる
- 午前・午後の時間帯を選べる
- 登校日数も調整できる
通信制高校の仕組みを何も知らなかった私にとって、 「こんなに柔軟に組めるんだ」と素直に驚きました。
朝が苦手な子や、体調に波がある子にとっては、 “通いやすさ”という意味で大きなメリット だと思います。
通い方の詳細は公式サイトにも載っています。
※私が見学した際は「進学コース」という名称でしたが、現在は「進学/理系進学コース」に名称が変更されているようです。
予備校と同じカリキュラムだけど「使い方」が違う
四谷学院高校は予備校の中にある学校です。 この仕組み自体が初めてで、最初はただただ新鮮でした。
説明を聞いて分かったのは、
同じ授業でも“使い方”が違う
ということでした。
科目別能力別授業のリアル
- 四谷学院(予備校生) → 夕方17:45以降にリアル対面授業
- 四谷学院高校の生徒 → 朝の時間帯に録画授業(オンデマンド)を視聴することも可能
つまり、 リアル対面授業は夜だけ ということです。
「予備校と同じ授業を受けられる」という点は魅力ですが、
リアル対面は夜だけなんだなぁ…
というのは、正直少しだけ残念にも感じました。
ただ、詳しく話を聞いてみると、この授業には
「普通の予備校とは違う圧倒的な安心感」
がありました。
- 「志望校別」ではなく「今の実力」で分ける
多くの予備校は「〇〇大対策クラス」と目標で分けますが、ここはあくまで「今の自分の学力」に合ったクラスからスタートします。
背伸びをせず、自分にぴったりのレベルで受けられるから、置いてきぼりにならずに「わかる!」を積み重ねられるんです。 - 「教えるプロ」によるアットホームな授業
教えてくれるのは、数々の合格実績を持つプロの予備校講師。
先生はただ教えるだけでなく、一人ひとりに寄り添う「伴走者」のような存在とのこと。
大人数の講義形式とは違い、先生との距離が近いアットホームな雰囲気も、通信制から大学を目指す子には心強いと感じました。

対面は夜だけだけど、録画なら自宅で好きな時間に勉強できるもんね!
通学していれば先生にもすぐ質問できるし、システムを自分流にカスタマイズすれば、予備校生より効率よく進められそう♪
55段階個別指導のリアル
見学で一番印象に残ったのが、この 55段階個別指導 でした。
通常、四谷学院高校の生徒以外の予備校生(塾として通っている生徒さんたち)は、
55段階個別指導を夕方から夜にかけて受けるのですが、
四谷学院高校の生徒なら日中の時間帯に受けられるんです。
これは、四谷学院高校の生徒だけの大きなメリットだと感じました。
55段階個別指導は、基礎から順番に積み上げていき、「分からない」を丁寧に一つずつなくしていく勉強法です。
実際にテキストを見せてもらうと、 段階が細かく分かれていて、
どこでつまずいているのかが明確になる仕組み
になっていました。
さらに、合同相談会でも見学会でもくり返し説明されたのが、
「質問が苦手な子でも、先生のほうから声をかけてくれる」
という点でした。
これは、55段階の“売りポイント”でもあると感じました。
学習システムの詳細については、こちらにも詳しく載っています。
実際に質問して分かった「進度の制限」
その場で校長先生に質問しました。
「分かる問題は、どんどん先に進めてもいいのでしょうか?」
すると、
「進められる範囲には上限があります」
という答えでした。
説明によると、
- 1段階はいくつかのステップで構成
- 各ステップごとに小テストがある
- 合格するとスタンプがもらえる
- 1日に進められるステップ数には上限がある(基本は1日2ステップ程度)
とのことでした。
つまり、
「できるからどんどん進める」ではなく、 「理解を確認しながら決められたペースで進む」仕組み
ということです。

分かってるところを飛ばせないのは、正直きついかも……
自分のペースでやりたい……
わが子が感じたリアルな本音
校長先生が席を外している間、 テキストを見ながら、わが子がぽつりと一言。
「これ、分かってるところも全部やるのは、ちょっとしんどいかも」
さらに、
「すでに分かってるところをもう一回やるのは、あんまり意味を感じないかも」
と。
わが子はもともと、
- 効率よく進めたい
- 分かるところは飛ばしたい
というタイプ。
だからこそ、 “しっかりしすぎているシステム”が負担になるかもしれない と感じました。

手厚いのはありがたいけど、
あの子には、このシステムはちょっと重たいかもなぁ💦
こういう部分って、実際に聞いてみないと分からないから、聞けてよかった!
一方で、
- 基礎に抜けがある子
- どこが分からないか分からないという子
にとっては、 ここまで細かく見てもらえる環境は大きな支えになると思います。
実際に、合同相談会の際にも
「小学生や中学生からずっと不登校だった子が、 早稲田大学や東大に合格した実績があるんですよ」
というお話を聞きました。
55段階については公式サイトにも詳しく載っています。
四谷学院高校を見学して、実際に感じたメリットと気になった点
✅ メリット
- 基礎から確実にやり直せる
- 個別で見てもらえる安心感
- 質問が苦手な子でも先生が声をかけてくれる
- 大学進学まで見据えた仕組みが整っている
- 四谷学院高校の生徒は、55段階を日中に受けられる(大きなメリット)
⚠️ 気になった点
- 学習の進め方にルールがある
- 効率重視タイプには合わない可能性
- 環境としてはかなり“勉強寄り”
- リアル対面授業は夜だけという点は少し残念
わが家の本音
正直に言うと、
「ここまで仕組みが整っているのはすごい」
という気持ちと、
「このやり方が、わが子に合うかは別かもしれない」
という気持ち、両方がありました。
しっかり取り組めば、きっと結果は出ると思います。
でも、どんなに良い仕組みでも、
「その子に合うかどうか」だけは、実際に見てみないと分からない。
今回の見学で、私はそのことを強く感じました。
まとめ
四谷学院高校は、
- 基礎からしっかり積み上げたい子
- 大学進学を本気で目指したい子
- 勉強の抜けを丁寧に埋めたい子
にとっては、とても合う環境だと思います。
ただし、
環境が整っている=誰にでも合うわけではない。
実際に見て、聞いた「確かな情報」を土台にしながら、
何より子どもが肌で感じた「直感」を一番の指針にすること。
それこそが、後悔のない進路への一番の近道になると実感しています。
柏キャンパスとはまた違う印象だった、船橋キャンパス。
同じ四谷学院高校でも、ここまで雰囲気が変わるのかと驚きました。


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