前回、四谷学院高校 柏キャンパスの見学で「55段階学習」の合理性に惹かれつつも、独特のピリッとした空気感に圧倒されたお話をしました。
「進学校からの転学」で、しかも「大学進学を希望している」となると、
親としては進学実績のある学校に期待してしまいますよね。
正直に言うと、私自身、まだ四谷学院高校に未練がありました。
そこで次に向かったのが、ネットの口コミを見て気になっていた、船橋キャンパスのオープンスクールでした。
この記事でわかること
- 柏キャンパスとの雰囲気や立地のリアルな違い
- 「成功への体験プログラム」って何をするの?
- 通信制高校ならではの「スクーリング」と学習の仕組み
- 見学で気づいた「親の期待」と子どもの本音のズレ
📌 この記事はこんな方におすすめです
- 通信制高校を検討している保護者の方
- 四谷学院高校の雰囲気が気になっている方
- 実際の見学体験を知りたい方
※通信制高校は学校ごとに雰囲気が大きく違います。
気になる学校は、【複数の学校の資料を取り寄せて比較してみる】のがおすすめです。
💡 補足:最新情報について
この内容は私が見学した際の情報です。最新のコース名や運用は変更されることもあるので、詳細は各校の公式サイトもあわせてチェックしてみてくださいね。
四谷学院高等学校 船橋キャンパスへ|柏校とは違う安心感
船橋キャンパスは、JR船橋駅から屋根付きのアーケードを通ってすぐの場所にあります。
京成線からもアクセス可能で、通いやすさはとても魅力的でした。
雨の日も傘いらずで、通学のしやすさは抜群です。
柏キャンパスはビル一棟がまるごと四谷学院でしたが、船橋キャンパスは、イトーヨーカドーが入るビルの一角。
ビルの下にはたくさんの自転車が並んでいて、「日常の延長線にある場所」という印象を受け、少しホッとしました。

1階はフードコートなんだね✨小腹がすいたときにいいね🍜
校内の雰囲気も、柏の「いかにも予備校」という空気とは少し違い、
どちらかというとオフィスのような落ち着いた印象。
同じ四谷学院高校でも、こんなに雰囲気が違うんだと驚きました。
成功への体験プログラムの内容|実際に体験して分かったこと
オープンスクールでは、「成功への体験プログラム」というワークを体験しました。
まずは動画を使ったワーク。
ボールのパス回しの回数を数える課題なのですが、じつは途中でゴリラが登場したり、背景が変わったりと、さまざまな変化が起きています。
しかし「パスの回数を数える」という目的に集中していると、それに気づけない。
この体験から、「視野を広く持つことの大切さ」を学ぶという内容でした。
もうひとつは、「価値観ワークシート」という体験です。
「チームを率いる」、「自由」、「家族といる」、「輝いている」などなど……
そんな約500個の言葉の中から、自分が大切にしたいものを10個選び、さらに1位から3位まで順位をつけていきます。
その後、親が子どもにインタビューを行い、
「なぜその言葉をいいと思ったのか」
「高校生活でどんなことをしたいか」
を言語化していきます。
ふと、ワークシートの下を見ると「Copyrights© Harada Education Institute, Inc.」の文字がありました。
気になって後で調べてみると、これは四谷学院高校の理事である原田隆史先生が考案した「原田メソッド」という独自の手法でした。
目標設定や自己分析を深める教育メソッドで、多くの一流アスリートもメンタルトレーニングとして取り入れているものだそうです。
実際に体験してみて、これは単なる性格診断ではなく、
『自分が何を幸せと感じ、どう生きたいか』という根っこの部分を言語化する作業なんだと、
この学校が大切にしている「芯」の部分に触れた気がしました。
体験の最後には、55段階学習で集めたスタンプでもらえるコインで、ガチャガチャも体験しました。
勉強に役立つオリジナルグッズがもらえる仕組みになっていて、こうした工夫からも、楽しく学べる環境づくりを大切にしているのだと感じました。
スタッフの方々も明るく優しく、全体的にとても良い雰囲気でした。
知っておきたい|通信制高校の仕組み
見学を通して、特に重要だと感じた通信制ならではのポイントをまとめます。
私が一番「???」となっていた通信制ならではの仕組みの部分です。
※ここで紹介する内容は、四谷学院高校の一例です。
通信制高校は学校ごとにスクーリングの回数や形式が大きく異なるため、あくまで参考としてご覧ください。
💡必ず出席が必要な「スクーリング」
スクーリングとは、卒業のために必要な「対面授業」のことです。四谷学院高校の場合、入学してからの「年次」によって場所や回数が異なります。
1・3年次:キャンパススクーリング
1・3年次は、通いやすい「指定キャンパス」に5日程度通学します。
※通っている校舎が指定キャンパスとは限らないため、関東なら吉祥寺や横浜など、場所の確認が必須です。
2年次:キャンパススクーリング+本校スクーリング
2年次は、2日程度のキャンパススクーリングに加え、茨城県にある本校で、3泊4日の宿泊スクーリングがあります。
※2年次は合計2回のスクーリングに参加する形になります。
※学校によっては宿泊を伴わないスクーリングや、日数・回数が少ない形式の学校もあります。
通信制高校は、学校ごとに仕組みが大きく異なります。
気になる学校については、必ず個別に確認することをおすすめします。
💡高校卒業に必要な勉強と、大学受験の勉強は別
ここが一番混乱しやすいポイントです。
通信制の学習は、大きく分けると「2階建て構造」になっています。
- 「卒業するための勉強」= 最低限のノルマ
レポート提出やスクーリング。卒業資格を得るために必須です。
これをやらないと卒業できません。 - 「大学受験対策など、将来の選択肢を広げる学び」= その上に積むオプション
希望に合わせてプラスするもの。学校によって内容や手厚さが大きく変わります。
通信制高校は「卒業」を第一の目的としてサポートしてくれますが、決して「自動的」に資格が取れるわけではありません。
レポートの難易度は高くないとはいえ、提出しなかったり、スクーリングに欠席し続けてしまえば、卒業資格を得ることはできません。
本人のペースで「ノルマ」をこなす努力は不可欠です。
また、受験対策などの「オプション学習」については、
ほとんどの学校で授業料とは別の料金(別途費用)が必要になる
という点も、あらかじめ知っておくと安心です。
それぞれの目的の違いを整理すると、以下のようになります。
| 目的 | 学習内容 | 役割のイメージ |
| 高卒資格のため | レポート提出+単位認定試験 | 卒業に欠かせない「ノルマ」 |
| 将来の選択肢を広げるため | 受験対策講座・個別サポート | 自分で選べる「オプション」 |
四谷学院高校の場合:
通信制高校の中には、「生徒の自主性に任せ、過度な干渉をしないスタイル」の学校も少なくありません。
そういった環境では、自力で計画を立ててレポートを進める力が求められます。
一方で四谷学院は、この「ノルマ(卒業)」の部分でも先生が親身に伴走してくれる環境があり、その土台の上に「大学進学」などのオプションが積み上がっているという安心感がありました。

「自分一人でレポートをこなせるか不安……」という子も、通学時に先生にサポートしてもらえる環境があるのは、親としても本当に心強いポイントですよね✨
「やっぱり塾の雰囲気が無理」その一言で気づいた、親が「誘導」しない勇気
帰り道、わが子に聞いてみました。
「どうだった?」
「柏よりはいいけど…やっぱりこの“塾っぽい感じ”が無理かも」
その言葉を聞いたとき、私はハッとしました。
私はまた、
「四谷学院高校なら、大学進学がスムーズかもしれない」
と期待していたのです。
でもそれは、本当に子どものためだったのか。
『親が安心したいから』ではなかったのか。
その瞬間、気づきました。
「子どものため」と言いながら、
結局は親である私が安心したいために、
進学実績のある『型』にわが子を当てはめようとしていたのではないか……。
そんな自分自身の未練に気づき、
今度こそこの「未練は手放そう」と深く反省した瞬間でした。
親の理想ではなく、子どもの本音で決める
親がいいと思う学校ではなく、
子どもが本心から「ここがいい」と思える学校を選ぶ。
そのためには、親の誘導をやめることが大切です。
「こっちのほうが有利だよ」
「いい大学に行けるかも」
そういう言葉は、気づかないうちに、子どもの選択の幅を狭めてしまうこともあります。
本音を引き出し、尊重すること。
それが、後悔しない選択につながると感じました。
そうして、次の一歩を踏み出すことに決めました。
まとめ|後悔しない学校選びのために
今回の見学を通して、
「四谷学院高校は素晴らしい仕組みだけど、わが子には少し違うかもしれない」
という結論にたどり着きました。
もちろん、合う子にとってはとても良い環境です。
✅ 基礎からしっかり学び直したい
✅ 大学進学を視野に入れている
✅ 塾に通わずに、学校の中で受験対策まで完結させたい
そんなタイプのお子さんにとっては、とても手厚く、安心して学べる環境だと感じました。
ただ、『空気感』は実際に行かないと分かりません。
実際に、わが子のように
「予備校や塾特有の空気感がどうしても苦手」というタイプもいます。
これは、ネットの口コミやパンフレットだけでは分からない部分だと感じました。
現在、わが子は自分に合った通信制高校に通い、笑顔を取り戻しています。
もし今、お子さんの進路で悩んでいるなら、
まずは気になる学校の資料をいくつか取り寄せて、選択肢を広げてみてください。
そのうえで、実際に足を運び、親子でその場所の空気を確かめてみることをおすすめします。
まずは一歩、資料請求から始めてみませんか?
資料を見るだけでも、「こんなに違うんだ」と気づけるはずです。
このあと、わが家の学校探しがどう進んでいったのか、その過程を現在まとめています✍️

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