進学校が合わないのは甘え?|がんばる子ほど力尽きてしまう理由

ブログ「進学校から通信制高校へ」の共通アイキャッチ画像。 記事タイトル: 進学校が合わないのは甘え?|がんばる子ほど力尽きてしまう理由 学校生活と心の記録
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“がんばれない”のではなく、“がんばり続けられない”ほど苦しいこともある。

進学校へ進んだあと、

「うちの子、何だか元気がない」
「前より笑わなくなった気がする」
「でも、学校には行っているし……」

そんな違和感を抱えている親御さんもいるのではないでしょうか。

わが家も、そうでした。

当時の私は、

「慣れない高校生活で疲れているだけ」
「そのうち慣れるはず」

そう思う一方で、

「このまま、ついていけなくなるんじゃないか」
「もしかして、落ちこぼれてしまったのかもしれない」

——そんな不安も抱えていました。

けれど、わが子に起きていたのは、
“甘え”でも、“怠け”でもなかった。

限界までがんばっていたからこそ、
少しずつ心が削られていった——。

そんな状態だったのだと思っています。

進学校が悪いと言いたいわけではありません。
そこで生き生きと力を伸ばせる子も、もちろんいます。

でも、どんなに良い学校であっても、
その環境が合う子もいれば、合わない子もいます。

苦しくなる理由は、本当にさまざまです。

勉強についていけないことだけではなく、
友人関係、学校の雰囲気、競争の空気、部活との両立、通学時間の長さ——。

わが子も、そうしたいくつもの要素が重なっていました。

でも、一番大きかったのは、
“同じやり方に合わせることが前提になっている環境”との相性だったのだと思います。

どれだけ努力していても、
環境が合わなければ、少しずつ苦しくなってしまうことがある。

そして、周りからは見えにくいぶん、
本人も親も、
「自分の努力が足りないのかもしれない」
「落ちこぼれてしまったのかもしれない」
と、自分たちを責めてしまうこともあります。

この記事では、進学校へ進んだあと、
少しずつ苦しくなっていったわが子の経験を通して、

「がんばっているのに、なぜ苦しくなってしまうのか」

そして、

「その子に力がないのではなく、
たまたま環境との相性が合わなかっただけかもしれない」

ということについて、お話しします。

この記事でわかること

  • 「落ちこぼれ」ではなく、環境とのミスマッチかもしれない理由
  • 勉強はできる子でも、学校のやり方で苦しくなってしまう背景
  • 集団意識の中で、窮屈さを感じてしまう子の本当の姿
  • 親の視点が変わることで、子どもが救われる理由

「ちゃんとやらなきゃ」が、わが子を追い詰めていた

進学校へ入学して間もないころ。
わが子は、部活のこと、先輩のこと、学校行事のことを、楽しそうに話していました。

だから私は、
「なんとかやれているんだな」
そう思っていました。

でも、正直に言うと、少し心配もしていました。

というのも、入学してすぐ、部活を3つ掛け持ちすると決めたからです。

「本当に大丈夫? 通学も大変だし、宿題も多いよ?」
そう聞く私に、わが子は、

「大丈夫。やりたいから」
と答えていました。

実際に、土日も休まず部活へ行く。
疲れていても行く。
やると決めたことは、最後まで責任を持ちたい。
そんな気質の子でした。

進学校の毎日は、想像以上に過酷です。

大量の課題、予習前提の授業、頻繁に行われる小テストや、定期テスト。

1日は24時間しかありません。
当然、どこかで無理が出てきます。

それでも、わが子は部活を休もうとはしませんでした。

「休めば、部活のみんなに迷惑がかかる」
そんな強い責任感があったからです。

一方で勉強は、部活のように “誰かに直接迷惑がかかるもの” ではありませんでした。

だからこそ、
「まずは人に迷惑をかけないほうを優先しよう」
と考えてしまったのだと思います。

同じ学校の子たちの中には、課題が間に合わなければ部活を休む子もいました。

うまく力を抜いたり、要領よく立ち回ったりする子もいる中で、わが子には、それが難しかった。

「まわりに迷惑をかけたくない」

その気持ちが強く、自分を後回しにしてしまう子だったのかもしれません。

責任感が強くて、まわりを困らせたくない。
だから、無理をしてでも全部やろうとする。
でも、どれだけがんばっても、全部を抱えきるには限界があります。

そして、
「みんなと同じようにできない自分がダメなんだ」
と、少しずつ自分を責めるようになっていく。

「このまま、ついていけなくなるんじゃないか……」
「自分は、落ちこぼれてしまうのかもしれない……」

わが子自身も、そんな不安を抱えていたのかもしれません。

そんな姿を見ながら、私は、
「本当にこのままで大丈夫なんだろうか……」
と、不安になることもありました。

でも、今なら思います。
あの頃のわが子に必要だったのは、
「もっとがんばること」ではなかったのだと。

一人ひとり、通学にかかる時間も違えば、自由に使える時間も違う。

そうした「物理的な時間の差」がある中で、わが子は削れる時間を限界まで削って、必死に両立しようとしていました。

決して怠けてなどいませんでした。

むしろ、限られた時間の中で、人一倍がんばりすぎていたのです。

模試はできるのに、学校ではうまくいかない違和感

当時、私の心にずっと引っかかっていたことがありました。

わが子は、勉強はできるほうでした。
実際、模試ではしっかりと結果を出していました。

なのに、学校の定期テストや日々の成績になると、うまくいかない。

課題が終わらない。
授業についていくのが苦しそう。
勉強への気力も、少しずつ失われていく。

何かが噛み合っていないという感覚がずっとありました。

今思えば、学力の問題というより、

全員が同じペース、同じやり方が求められる環境との相性
が、大きかったのかもしれません。

課題が、“学び”ではなく“作業”になってしまうこともある

たとえば、学校から出される大量の課題。
その一例として、テストで間違えた問題の解き直しの課題がありました。

ただ解き直すだけでは終わらず、問題をノートに丸写しし、なぜ間違えたかの理由を書き、
そのあとでもう一度解き直す、というものです。

間違えた問題が多いほど、ノート1冊近い量になることもありました。

もちろん、この方法で伸びる子もたくさんいると思います。

でも割ける時間が少ないわが子にとっては、
それはもはや、分からなかったところを理解するためではなく、

「先生に怒られないため、ペナルティを受けないため、提出期限に間に合わせるための作業」
になってしまっていました。

その作業量に、わが子も、少しずつ追い詰められていきました……。

「無理をする」が当たり前になっていた

さらに大きな負担になっていたのが、長時間通学での荷物の重さでした。

学校指定のタブレットを購入していたものの、実際には教科書も毎日大量に持ち運ぶ必要がありました。

その重い荷物を背負って、満員電車で通学することは、親から見ていても、大きな負担に感じました。

asari
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なんのためのタブレットなんだろう……

また、人によって必要な睡眠時間は違います。
中には、あまり寝なくても平気な子もいます。

しかし、わが子はしっかりと睡眠をとらないと、体調にすぐ悪影響が出てしまう子でした。

そのことを先輩に相談したとき、
「あー、それは損してるね」
と当たり前のように言われたそうです。

進学校にある「睡眠を削ってでも勉強するのが当たり前」という空気に触れ、わが子は、

「だとしたら、自分はここでは絶対にやっていけないんだな」

と、絶望したようです。

私もそれを聞いたとき、なんとも言えない強い違和感を覚えました。

みんなと同じようにできることが求められる環境の中で、どれだけがんばっても、
苦しくなってしまう子がいるのは、不思議ではない——。

私は、少しずつそう思うようになりました。

苦しくても、休まず学校へ行き、責任感から部活も続け、自分を責めながら、必死にがんばっていました。

でも、どれだけがんばっていても、環境との相性によっては、少しずつ苦しくなってしまうことがあります。

がんばれない”のではなく、“がんばり続けられないほど苦しかった”——。
今は、そう感じています。

「みじめだった……」——英語の授業

今でも忘れられない出来事があります。

進学校の英語の授業での出来事です。

先生が生徒を指名し、答えられなかった場合、その生徒の前後左右の列にいる全員が立たされる。

そんな授業スタイル、いわゆる、“連帯責任”です。

わが子は、英語が得意科目でした。

でもその頃には、心も体も、すでに限界に近づいていたのだと思います。

本当は答えられる問題だったのに、声を発したら、その場で泣き出してしまうのが自分でも分かっていた。

だから、静かに黙り込むしかなかった……。

でもそのせいで、友達を巻き添えにして、立たせることになってしまった……。

帰宅後、ぽつりと、

「……みじめだった」

と、わが子は言いました。

その一言の重さを、私は忘れることができません。

「自分のせいで、みんなに迷惑をかけた」と、
深く自分を責めたのだと思います。

英語の授業がある日は、少しずつ「学校へ行きたくない」という気持ちが強くなっていきました。
それほど、その時間は苦しかったのだと思います。

競争や、連帯責任のプレッシャーの中で伸びる子もいるのかもしれません。

しかし一方で、恐怖から少しずつ自信を失ってしまう子もいる……。

どちらが正しい・間違いではなく、ただ、その子に合うか合わないか、
それだけの違いだと思っています。

学校の“当たり前”が窮屈になる子

わが子が苦しくなった理由は、
「勉強が嫌いだったから」でも、「能力が足りなかったから」でもなかった——。

むしろ、苦しさの背景にあったのは、
“みんなと同じように進むこと”が前提の環境だったのだと思います。

多くの進学校では、みんな同じスピード、同じタイミングで、用意されたものを進めていく場面が多くあります。

そのようなレールに沿って進むほうが安心できる子も、もちろんたくさんいます。

一方で、決められた時間割や学校の進め方そのものが合わない子にとっては、

「もっと知りたい」
「自分のペースで深めたい」

という気持ちがあっても、それを後回しにせざるを得ない場面があります。

その積み重ねが、強い窮屈さとして感じられてしまうこともあります。

学校と社会では、求められる力が少し違う

そう聞くと、
「みんなと同じことができないようでは、この先、社会に出たときにやっていけない」
と言う大人もいると思います。

でも、私は絶対にそんなことはないと思っています。

学校では、“みんなと同じようにできること”が求められる場面も少なくありません。
けれど、社会に出ると、求められる力は少し変わります。

自分の得意なことを活かしたり、苦手な部分を補い合ったりしながら、さまざまな役割で協力していく場面も多いからです。

だから、学校でうまくなじめなかったからといって、将来まで悲観する必要はありません。

一律の進め方が合わない子が、「ダメな子」なわけではない。

ましてや、「落ちこぼれてしまった」と決めつける必要もありません。

今の学校では評価されにくい強みも、
場所を変えれば、自然と活かせる場面がたくさんあります。

ただ、その子の強みが、
その環境ではうまく届かなかっただけ。

そういうことは、どの子にも起こりうることなのだと思います。

実際、わが子も、進学校という枠から離れたことで、
少しずつ前向きな変化が見えるようになっていきました👇

進学校から通信制高校への転学は逃げ?不利?|実際に経験して思うこと
「進学校を辞めるのは逃げ?不利になる?」そんな不安を抱える保護者の方へ。進学校から通信制高校へ転学した実体験をもとに、子どもの本音、親の葛藤、転学後の変化を正直に綴ります。あの日の選択が、今のわが家につながっています。

ただ、環境を変えれば必ずうまくいく、
という単純な話でもありません。

通信制高校ならどこでもいいわけではなく、
その子に合った環境選びはとても大切だと感じています。

最後に伝えたいこと

もし今、お子さんが進学校で苦しんでいて、

「どうして、うまくいかないんだろう」

と悩んでいるなら——。

もしかすると、それは「努力不足」でも、「力不足」でもないのかもしれません。

ただ、その環境が、お子さんに合っていなかった。
それだけのこと、という場合もあります。

学校のやり方や空気になじめなかったからといって、
その子の価値や可能性まで失われるわけではありません。

そして、その子に合った場所を選び直すことで、
少しずつ、自分らしさを取り戻していくこともあります。

お子さんが笑顔を失い、
心に余裕がなくなっているように感じるなら——。

「この子は、根性がないんだ」ではなく、
「この環境は、本当にこの子に合っているかな?」
という視点を、持ってみてほしいのです。

親の捉え方が変わるだけで、
張り詰めていた子どもの心が、
ふっと救われることもある。

私は、実体験を通してそう強く思っています。

だからこそ、
どうか、お子さんに伝えてあげてほしいのです。

あなたのせいじゃないよ

🌿 あの頃、わが家で使っていたもの

進学校という環境が合わず、心が限界に近づいていたあの頃。

わが子は、ストレスも重なっていたのか、顔のニキビが急激に悪化していきました。

皮膚科にも通っていましたが、なかなか落ち着かず、
本人もかなり気にしていた時期があります。

見ているこちらも胸が苦しくなるほどでしたが、
一番つらいのは本人だと思うと、
何をどう声をかけたらいいのか分からなくなることもありました。

わが子が家から出る元気もなくなっていた頃。

何か少しでも、わが子の負担を軽くできるものはないだろうか。
そんな思いで、いろいろ探していく中で出会ったのが、このジェルでした。

もちろん、根本的な治療は病院だと思っています。

それでも、本人が肌のことを気にしていた時期、そっと寄り添ってくれた存在のひとつでした。
軽い使い心地で、本人にとっても取り入れやすかったようです。

もし、同じように悩んでいる方がいたら。

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あの頃、わが家で使っていたものを、ひとつの参考として置いておきます。

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