一ツ葉高校の個別相談会に行って感じたこと|魅力的だったからこそ最後まで悩んだ話

ブログ「進学校から通信制高校へ」の共通アイキャッチ画像。 記事タイトル:一ツ葉高校の個別相談会に行って感じたこと|魅力的だったからこそ最後まで悩んだ話 通信制高校・進路のリアル
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わが子が進学校で心身ともに限界を迎え、通信制高校への転学を考え始めてから、私たちは、通信制高校・サポート校の合同相談会へ行き、その後、気になった学校を実際に見学して回りました。

その中のひとつが、一ツ葉高校でした。

四谷学院高校の見学を終えたあと、「大学受験にも力を入れていて、塾っぽすぎず、でも全日制高校に近い雰囲気のところはないか」と公式ホームページやパンフレット、口コミなどを見て、気になった学校が、一ツ葉高校でした。

実際に個別相談会へ参加してみると、先生も生徒さんもとても温かく、親としてはかなり好印象でした。

正直に言うと、この時点で私の気持ちは一ツ葉高校にかなり傾いていました。

でも、相談会後のわが子の言葉で、私は大切なことに気づくことになります。

この記事では、一ツ葉高校の個別相談会で感じたことと、その帰り道に気づいた 「親が求める学校」と「子どもが求める学校」の違いについて書きたいと思います。

この記事でわかること

  • 一ツ葉高校の個別相談会の雰囲気
  • 実際に在学中の生徒さんから聞いたリアルな話
  • 親目線で魅力に感じたポイント(指定校推薦・特待生制度)
  • 学校選びで本当に大切なのは「良い学校か」ではなく「その子に合うか」だと気づいた話
  • 学校選びで本当に大切だと感じたこと

一ツ葉高校を見学しようと思った理由

一ツ葉高校は、「大学進学にも力を入れている通信制高校」として気になっていた学校です。

当時のわが子は、大学進学も希望していました。

できれば、進学校の生徒たちが目指すような大学への進学も視野に入れたい。

でも、四谷学院高校ほど塾色が強くない学校も見てみたい。

公式ホームページやパンフレット、ネットの口コミなどを見ていく中で、「この学校なら、今のわが子に合うかもしれない」と思い、公式サイトから「キャンパス来訪予約(個別相談会)」を申し込みました。

▼一ツ葉高校公式サイト
キャンパス来訪予約(個別相談会)はこちら
(※新しいタブで開きます)

予約の際、現在の状況を軽く記載して送信したところ、すぐに丁寧な確認のお電話をいただきました。

「まだ在学中ですか?」といった質問のほか、こちらの状況も優しく聞いてくださり、とても安心したのを覚えています。

一ツ葉高校 代々木キャンパス|立地と一歩足を踏み入れたリアルな印象

個別相談の会場は、アクセスしやすい「代々木キャンパス」を選びました。
代々木駅からすぐの場所にあり、通学には申し分ない便利さです。

ただ、実際の校舎の雰囲気は、全日制の高校とは全く異なります。

ビルの中の2フロアが学校になっており、1フロアが教室、もう1つのフロアが事務所(職員室)のようになっていました。

エレベーターの扉が開くと、すぐに教室。

ホワイトボードと、机と椅子がいくつか並んでいるだけのシンプルな空間でした。

以前見学した四谷学院高校の柏キャンパスはビル1棟が予備校、また、四谷学院高校の船橋キャンパスは商業施設内の広い1フロアに入っていて、どちらも予備校の一角を高校として使っているため、自習室や休憩室なども使えて、わりと広い印象を受けました。

それらに比べると、一ツ葉高校の代々木キャンパスは「え、ここで毎日過ごすの?」と一瞬驚くようなコンパクトさです。

ですが、わが子自身は学校の規模感は特に気にしていない様子でした。

個別相談会で感じた「生徒と先生の距離の近さ」

当日対応してくださったのも、電話で話した先生でした。
説明会には先生だけでなく、実際に通っている高校3年生の生徒さんも同席してくれました。
これは私にとってかなり印象的でした。
学校側が用意した説明ではなく、実際に通っている生徒の話を直接聞けるからです。

その生徒さんは、中高一貫の進学校で心身の不調を経験し、高校1年生のときに一ツ葉高校へ転学したそうです。

私たちが、

  • 進学校では、先生がいつも忙しいと言っていて、質問できる雰囲気ではなかったこと
  • やっと質問できそうと思っても、ほかの生徒と話しているので、質問できないことが多かったこと

を話すと、その生徒さんは「うん、うん、わかる」と共感しながら聞いてくれました。
そして「それなら絶対にこの学校おすすめです」と、笑顔で話してくれました。

一ツ葉高校は、少人数制で生徒一人ひとりに合わせた個別プランを組んでいるため「分からないところはその場ですぐに解決できる体制」が整っていて、もし授業中に聞きづらくても、職員室に行けば、その場で丁寧に対応してくれるとのことでした。

だから進学校のような「先生に聞けないストレス」が一切ない、と話してくれました。

生徒さん:「誰かしら、先生がいれば、つかまえて質問してますよね」
先生:「いつも、俺、つかまってるもんね」

その場の先生と生徒さんのやり取りからも、普段から信頼関係があることが伝わってきました。

asari
asari

あ、こういう温かい関係性なんだな 
ここなら安心かも

無表情で眠そうだったわが子。それでも話はちゃんと届いていた

これほど心強い先輩の言葉。さぞかし心が動いただろう…と思いきや、わが子は「常に眠そうで無表情」でした。

説明会が始まる前、わが子は何度もあくびをしていました。

この相談会当日も進学校へ登校した帰りでした。

その頃のわが子は、夜は全く眠れていないまま朝を迎えて登校していたため、日中はいつも強い眠気に襲われていました。

私は思わず、「説明を聞いているときにあくびをしたら失礼だから、気をつけるんだよ」と声をかけました。

わが子は「うん、わかった」というものの、少し目はうつろでした。

実際に説明が始まると、先生や生徒さんが話しかけてくれると少し笑うものの、自分から質問をすることはありませんでした。

相談会の間、ずっと眠そうに見えました。

転学先探しには真剣だったものの、その頃のわが子は、心も体も限界に近く、毎日を乗り切るだけで精一杯だったのだと思います。

帰り道に、「さっきの子の話を聞いてどう思った?」と聞きました。
するとわが子は、「自分と似てるな〜と思って聞いてた」と静かに答えました。

眠気と闘いながらも、その言葉の通り、話の内容はしっかり届いていたようです。

親目線で感じた|一ツ葉高校の大きな2つの魅力

個別相談の中で、私が「親として非常に魅力的だ」と感じたポイントが2つありました。

① 「難関大学の指定校推薦枠」がある

同席してくれた生徒さんは、その時すでに「指定校推薦で早稲田大学に合格」していました。

一ツ葉高校へ転学後は、自分のペースを取り戻しながら学び直し、その結果として早稲田大学への進学を実現したそうです。

一ツ葉高校が早稲田大学をはじめ、多くの大学の指定校推薦枠を持っていることにも驚きました。

▼一ツ葉高校公式サイト
指定校推薦について詳しく見る
(※新しいタブで開きます)

「高校2年生の後半から転学しても、指定校推薦を目指せる可能性はありますか?」と聞くと、先生は、「はい、十分可能性はありますよ」と言ってくださいました。

asari
asari

転学しても指定校推薦という道があるんだ 

当時の私は、大きな希望を感じました。

知っておいてほしいこと

転学のタイミングによっては、それまでの高校の評定が大学受験に影響することがあります。この点については、実際にわが家が経験した「評定の落とし穴」を別記事で詳しくまとめています。
※記事の最後に「あわせて読みたい」として掲載しています。

② 学費が大幅に免除される「特待生制度」

もう一つの魅力は、充実した「学力特待生制度」です。

特待生試験の判定によって、いくつかのランクに分かれており、条件を満たせば、公的な支援金ではカバーできない部分(授業料以外の部分)の学費の負担が大幅に軽減されるという案内でした。

通信制高校で毎日通学するコースを選ぶとなると、どうしても学費は高くなります。
そのため、この特待生制度は親として非常にありがたく、大きな魅力に感じました。

asari
asari

転学後の学費も不安だったから、がんばり次第で負担を減らせるかもしれないって、本当に大きな安心材料でした

通信制高校の「学費・授業料」の仕組みについて(一例)

多くの通信制高校でいう「授業料」とは、高校卒業資格を取得するための通信制課程にかかる学費を指し、国の就学支援金の対象となることが一般的です。

金額や計算方法は学校によって異なりますが、一般的には「1単位あたり◯◯円」という形で設定されています。

一方で、毎日通学するコースや進学サポートコースなどを選択する場合は、授業料とは別にコース費用や施設利用料などが必要になることがあります。

今回ご紹介した一ツ葉高校の特待生制度は、わが家が個別相談で説明を受けた内容によると、就学支援金の対象となる授業料部分ではなく、こうしたコース費用等の負担が大幅に軽減される仕組みでした。

※学費の構成や項目名は学校によって異なる場合があります。

※指定校推薦の内容や特待生制度の条件は、わが家が個別相談に参加した当時の情報です。制度内容は変更される場合がありますので、最新の情報は学校公式サイトや説明会等でご確認ください。

一ツ葉高校に強く惹かれた理由

ここで、当時の私の「迷いと本音」を正直にお伝えします。

当時、転学の知識が全くなかった私は、通信制高校の合同相談会に初めて参加し、四谷学院高校のブースで説明を受けただけで、転学先の期待度として「四谷学院高校100%」に近い気持ちになっていました。

しかし、実際に四谷学院の見学に行ってみると、「先生との相性」や「当時わが子が四谷学院高校に抱いた印象」などもあり、その期待度は20%くらいまで下がってしまいました。

そして今回の、一ツ葉高校の個別相談を終えた時点での私の期待度は、

  • 一ツ葉高校:80%
  • 当時もう一校検討していた学校:20%

という状態でした。

実際に見学した通信制高校の中では、「もっとも安心して任せられそう」と感じていたからです。

先生も良かった。
生徒さんも良かった。
大学進学へのサポートもある。
指定校推薦や特待生制度もある。

もし、その後に、もう一つの候補校の体験へ行っていなければ、間違いなく一ツ葉高校を選んでいた。そう思うほど、親的には、よい学校だと思いました。

だからこそ、本当に悩みました……。

私が求めていたものと、わが子が求めていたものは違っていた

相談会を終えて帰る途中、わが子に聞きました。

「どうだった?」

すると、

「良さそうではあった」
「四谷学院よりは全然よかった」
「四谷学院よりは、普通の学校っぽかった」
「生徒さんの話が聞けたのがよかった」

と言いました。

わが子が、一ツ葉高校に好印象を持っているように見えた私は、ここぞとばかりに、

「進学校では、指定校推薦で受験するなんて、ひよってるとか言われてたけど、全然いいと思うよ」

「日頃の成果を認めてくれてるってことだから、むしろすごいことだと思う」

「今はもう疲れ切っているから、一般受験でまた勉強づけになるより、指定校推薦にチャレンジできたら少しは楽かもよ」

「体育祭とか、盛り上がってそうだったね。楽しそうな高校生活が送れそうじゃなかった?」

と、また親の理想を次から次へと話してしまったのです。

でも、そのあとに続いたわが子からの言葉が、私の胸に深く突き刺さりました。

普通の高校生活を楽しみたいとか、そういうのはもういいかな

私は少し驚きました。

私は勝手に、

次の学校では親友ができたらいいな。
体育祭も文化祭も、また楽しんでほしい。

そんなふうに、全日制高校と変わらないような高校生活を送れることを、わが子も望んでいると思っていました。

一ツ葉高校でも、学校行事やイベントが盛んに行われていると聞き、写真も見せてもらいました。

「ここなら、新しい高校生活を楽しめるかもしれない」

私は、そう期待していたのです。

でも、わが子が望んでいたのは、そんな高校生活ではありませんでした。

「……たぶん、勉強はもう自分でできる。大学受験も、自分で勉強できるよ」

「高校生活は、もう十分経験したから、体育祭とか文化祭とか、そういうイベントはもういい」

「そういう高校生活を求めてるわけじゃない」

ハッとしました。その時初めて、私は気づいたのです。

私は、「わが子は進学校で、思い描いていた普通の高校生活を送れなかった」と思い込んでいました。だから次の学校では、その”やり直し”ができればいい。親友ができて、学校行事を楽しみ、今度こそ高校生活を満喫してほしい。

そんな私自身の願いを、知らないうちにわが子に重ねていたのです。

一ツ葉高校は魅力的だった。でも決め手は別にあった

一ツ葉高校は、とても魅力的な学校でした。

だからこそ最後まで悩みました。

先生も生徒さんも温かく、大学進学へのサポート体制も整っていました。
もしほかに良いと思えた学校がなかったら、わが家は一ツ葉高校を選んでいたと思います。

でも、わが子は、「自由に、自分の未来を、自分で切り拓く」
そんなもうひとつの学校が気になっていました。

私の本心を言えば、わが子が気になっていた学校は、何を質問しても「大丈夫です!」「できます!」と言われるばかりで、逆に親としては不安しかありませんでした。
一ツ葉高校に強く惹かれていた私にとっては、あまりにも正反対の学校に見えたのです。

だから当時の私は、その学校を選ぶには相当な勇気と覚悟が必要だと感じていました。

でも、「そういう高校生活を求めてるわけじゃない」という、わが子の本音を聞いたとき、その自分で歩き出そうとする強さは、私の想像を遥かに超えていました。わが子が望むのであれば、私も不安を捨てて決断しようと。そう、強く思いました。

学校選びをしていると、「どの学校が良い学校か」に目が向きがちです。

でも実際には、「その子が今、本当に求めているものは何か」の方がずっと大切なのかもしれません。

一ツ葉高校の相談会は、学校選びのための時間であると同時に、私自身が「子どもは何を求めているのか」を見つめ直す時間でもありました。

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当時は「新宿山吹高校しかない」と思っていました。でも、実際に学校を見学してみると、わが家に合う学校は別にありました。

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