担任の先生に何を言っても通じない――。
そう絶望し、出口のない暗闇の中にいた私たちを救ってくれたのは、
意外な場所での出会いでした。
「ここは、本当のことを言ってもいいんだ」
わが子がそう思えたこと、ようやく希望が見えた瞬間。
ここでは、カウンセリングという一歩が、どうやって「閉ざされた私たちの未来」を切り開いてくれたのか、その体験をお話しします。
この記事でわかること
- 期待していなかったカウンセリングが、なぜわが子の心を救ったのか
- 「辞めてもいい」という言葉が、子どもに与える驚くべき変化
- 閉塞感から脱出し、「今いる場所以外」に目を向けるためのきっかけ
教室では絶対に見せなかった、子どもの本当の涙
担任の先生から
「スクールカウンセラーの先生を増員したから、うちの校長はすごいよ!」
とこの状況で「校長自慢」を聞かされ、
「また学校の自慢話か……」と少しうんざりしていました。

そんなことより、目の前で苦しんでいるわが子のことを、少しは見てくれないかな……
学校側のアピールばかりが先行していて、正直なところ全く期待はしていませんでした。
それでも、わが子が少しでも楽になるならと、促されるままにカウンセリングを受けることにしました。
ところが、その場は私の予想を大きく裏切るものとなりました。
学校という閉鎖的な場所に閉じ込めていた本音を、ようやく口にできたのです。
「入学して半年、ずっとつらかった」
「学校をやめたい……」
心にしまっていた想いを、ポツリポツリと言葉にしていきました。

この学校で、この子は今まで、たった一人で戦っていたんだな……
私以外の前で、初めて流した涙。
親である私にさえ
「心配をかけたくない」と無意識に張っていた心の糸が、カウンセラーさんの前でようやく緩んだのだと思います。
「ここは、本当のことを言ってもいい場所なんだ。泣いてもいいんだ」
そう感じた瞬間に、今まで一人で抱え込んできた苦しみが、涙となってあふれ出した。
それは悲しい涙ではなく、
「やっと楽になれる」と心がホッとした瞬間に流れた、安心の涙だったのだと思います。
『もう辞めてもいい』その一言が、わが子の笑顔を取り戻した。
カウンセリングを受けた当日。
家に帰ってきたわが子の表情は、どこか吹っ切れたように穏やかでした。
「カウンセラーの先生に学校を辞めたいって言ったら、否定されなかった。
辞めてもいいと思うよ、って言ってくれた」
そう言って、少しだけうれしそうに報告してくれたのです。
「否定されなかった」という事実が、どれほど心を軽くしたのか。
久しぶりの笑顔を見て、私も少しだけ前を向ける気がしました。
「このままでいい」と思えた、カウンセラーさんとのお話
わが子のカウンセリングから1週間後。
私は、学校へと足を運びました。
今度は私が、スクールカウンセラーさんとお話しするためです。
そこで初めて、あの日、わが子が「涙」を流していたことを知りました。
私の話を静かに聞いた後、カウンセラーさんはこう言ってくださいました。
「お母さんが今お話しされたことと、
お子さんが先日私に話してくれたことが、全く同じ内容ですね。
ご家庭の中で本音が言えているなら、大丈夫です。
それは何より大切なことですから」
これまで、
「私の育て方が間違っていたのかな」
「甘やかしすぎなのかな」
と思ったこと……たくさんあります。
自分を責め続けていた私にとって、
その言葉は何よりの救いでした。
誰もが「間違いない」と羨む場所(進学校)。
そこにいながらにして、私たちがこれから選び進んでいく道のりこそが、
わが子にとっての正解だと、カウンセラーさんとの対話で確信に変わりました。

これでよかったんだ……
止まっていた私たちの時間が、ようやく、静かに動き始めた気がしました。
新宿山吹高校という選択肢と、次のステップ
「🔗東京都教育相談センター(高校進級・進路・入学相談)で新宿山吹高校をすすめられ、気になっている」
とカウンセラーさんに話したところ、校内に新宿山吹高校に詳しい先生がいるとのことで、帰りにお話を伺えることになりました。
その先生から聞いたお話はとても具体的で、改めて魅力的な学校だと感じました。
ただ、転学のタイミングや募集状況を考えると、
「今すぐ」動ける選択肢としては、やはり難しいのかもしれない……
という現実も見えた気がしました。
ネットで情報を探すうちに
「ほかにも、わが子に合う場所があるんじゃないかな」
そんな思いが、少しずつ膨らみ始めた時期でもありました。
これまで通信制高校にはあまり良いイメージを持っていませんでしたが、
いろいろと調べていくうちに
「意外といいのかもしれない」
と、少しずつ気持ちに変化が出てきたのです。
そして数日後、
「通信制高校の合同相談会」
に軽い気持ちで参加してみることにしました。
「今いる場所」だけがすべてじゃない。そう気づけた日
あの日、カウンセラーさんと話したことで、
ようやく「今いる場所以外」に目を向けるきっかけをもらえました。
あの時、私がカウンセラーさんと話して視界が開けたように、
心がふっと軽くなる出会いがあるはずです。
焦らないで、少しだけ肩の力を抜いてみてください。
そしてどうか、今の苦しみがずっと続くわけではないと信じていてください✨
次回は、偏見だらけだった私が、通信制高校の合同相談会で衝撃を受け、
価値観がガラリと変わった体験をお届けします。
「通信制高校って……大丈夫なのかな?」
と、かつての私と同じように感じている方にこそ、ぜひ読んでいただきたいお話です。
まずは、私たちの第一歩となったこちらの記事をどうぞ👇


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